kydhp49’s diary

健康や幸福の香り漂う、ホロ苦「こころのホット・ココア」をどうぞ!

2019-01-01から1年間の記事一覧

<30> 世にも不思議な、それは不思議な研究会

昨年から新しい研究会を定期的に開催している。その名も「研究推進研究会(RP研究会)」という。 これがまた風変わりな研究会で、参加者の研究を徹底的に推進することを目指している。参加者みんなで協力して、メンバー各自の研究の芽を育て上げる。共同研…

<29> 秋に想う。同窓会に行くもよし、行かぬもよし、それぞれの人生。

紅葉の季節を迎え、秋たけなわである。なぜか、この季節になると、同窓会の案内がよく届く。冬の到来の前の、この寂しげな季節が、ノスタルジーへと誘うのであろうか。 その案内は、中学校、高校、大学と多くの校種にまたがっている。さすがに小学校はないが…

<28> 学会シンポジウム、ドタバタ旅日記

例年、9月から10月にかけては、日本心理学会と日本教育心理学会でシンポジウムを企画し実施している。私自身が話題提供者になることも多い。今年は、両方で企画と話題提供を行った。しかも、日本心理学会と日本教育心理学会は、一日の間も置かず連続の開…

<27> アジア歴訪 ― 躍動感あふれる台湾

このブログでは、アメリカやヨーロッパでの体験はよく紹介してきた。と、振り返ってみると、アジアでの体験はほぼ紹介していないことに気づいた。というのも、西欧諸国行きと比べて訪問頻度がそれほど高くないことによる。 しかし、最近は毎年のようにアジア…

<26> 教師としてのしあわせ ― 32年ぶりの奇跡の再会

ある大学の先生から聞いた話である。どうしても伝えたいので、私の勝手な想像を細部に加え、物語りを紡いでみたい・・・。 ------- 少し前のことだ。私は東京行きの機上にいた。もう数時間もすれば、なんと、32年ぶりに、以前勤めていた大学の教え…

<25> 私たちは、無意識の力に牛耳られている!

神経生理学者のリベットは、我々には自由意志がないことを見事に証明した。その研究は実に衝撃的であった。 簡単に彼の実験を紹介しておこう。参加者には、好きなときに手首を曲げてほしいと伝える。その際、手首の動き知るための筋電図と脳からの指令の開始…

<24> 教育は、天才を手放しで愛でてはいけない

歴史上、天才の誉の高い人物は数多い。その人たちは成し遂げた業績で評価され、偉業としてたたえられる。しかし、人格的には決して賞賛される健全さを持ち合わせていないことが少なくない。 類いまれなる創造物を生み出す天才は、多くのものを犠牲にしてきた…

<23> 逆転の発想! 英語習得力の低い者こそ、本当の英語教育を語れる!!

仕事がら英語は道具として使っている。別に得意ではないが、道具としては機能しているから、それでよし。日本では、この英語の学習が重視されている。ご存知のように、小学校では英語は教科となる。 この点、英語を母国語とする人たちはのんきである。アメリ…

<22> アメリカ合衆国、道場破り滞在記

思い返せば、10年ごとに研究環境をがらりと変えてきた。その変貌はそのときどきで違うが、とにかく10年以上の単調な繰り返しを厭う体質のようだ。 あるときは、研究の対象を乳幼児から児童青年に変え、またあるときは、日本という研究環境を変え、アメリ…

<21> 隠れ児童文学作家の知られざる正体

何を隠そう、私は児童文学作家でもある。といっても、プロではない。アマチュアである。つまり、これで禄を得ているわけではない。 祝日など日がな一日、ポカリと空いた時間を使い、コツコツとワープロを打ち、物語りを奏でる。これまで、長編、短編選ばず書…

<20> ズッコケ、青春蟹まみれ旅行

今年は希有な10連休。とは言え、大学での研究や教育上の仕事がある。いずれも自ら率先してやりたいことなので、仕事と呼ぶのは憚られる。趣味とか、生きがいとかいう代物だ。仕事が楽しいものとなれば格別の味わいがあり、それに没頭できることは精神と身体…

<19> 夢遙か、我が忘れじの名物先生

たまに、学校の恩師の夢を見る。今だに夢に出てくるのだから、相当なインパクトを与えた先生たちだ。これほどの名物先生、私の心だけにしまっておくのはもったいない。ぜひ紹介したい。その名物先生は結構いる。今回は小、中、高校から、えいやっ!という気…

<18> 海外でのトラブル、ワンサカ、ワンサカ♪

海外へは数え切れないぐらい出かけている。アメリカにいるときは、アメリカ中を飛び回った。しかし、根が慎重なせいか、大きなトラブルに巻き込まれたことはない、と思う。が、小さなトラブルには山ほど遭遇した。紹介しきれないが、海外旅行の参考程度に、…

<17> マンザイ、バンザイ!

これまで、結構お堅い、重い話を記事にしてきた。そろそろ、本来は柔らかい部分も多々ある人物であることを証すときが来た。そんな記事を織り交ぜねばなるまい。剛柔兼ね備えた人間であることをおおらかに語るときだ。 何を隠そう、私はお笑いが大好きである…

<16> 札幌、豊平川の奇跡

一昨年札幌での講演に出向いたとき、実に奇妙な体験をした。私にとっては希有な、奇跡の体験であった。ぜひ紹介したい。 前日入りしてホテルの部屋で近くに何があるのか調べていると、驚いた。何と、あの有島武郎の小説「生まれ出ずる悩み」の舞台となった有…

<15> 胸しめつける、郷愁の母

卒業の季節。研究室の学生たちが巣立った。静寂の院生研究室に佇む。実に静かだ。胸を覆う惜別の情。この悲しみは何なのだ。毎年のことなのだが、教員稼業のなんとせつないことか。 出会いがあれば、別れがある。重々に承知している。しかし、別れがない出会…

<14> 一瞬の時を解放せよ!

言わずもがな、現代社会に生きる我々はストレスにさいなまれている。そのストレスの出所は、病気を除けば、大半は対人関係の問題からくる。対人関係のストレスが嵩じるのは、過去を悔やみ、将来を心配しすぎることによる。このことから昨今、今このときに集…

<13> 幸福の条件

人は「しあわせ」をもとめる。当然のことだ。私も、ひとたび教育にたずさわれば、子どもたちを前に幸ある前途を祈り、またそれを目指して教育を構築し、進める。とにもかくにも、「しあわせ」の言葉ほど心地よい響きを感じさせる言葉は他にないだろう。しか…

<12> 性格は変えられる!

性格(パーソナリティ)は、良くも悪くも我々を牛耳っている。影響力絶大である。その形成には、遺伝が7とか6で、生後の環境が3とか4と言われるが、まあ、半々だと考えればよい。目下のところ遺伝子操作で性格を変えることは不可能なので、生後の環境に…

<11> 人生を豊かにする三つの扉 

人格の深みは、容易に感じられるものだ。ものの5分も話をすれば十分だろう。その人がどれほど深く人生を見つめ、どれほどの深みをもって毎日を生きているのかが手にとるように分かる。そして、深みを感じれば感じるほど、その人に惹かれるのは不思議なもの…

<10> それぞれの人生に、幸あれ!

来週末には3月に入る。別れの季節である。前途洋々たる新世界に入る、期待の季節でもあるが、見送る側には悲しみの方が心にしみる。 この別れの季節になると、いつも想うことがある。 ― 人には個性がある。また、発達史が違う。それに、今生き住まう環境が…

<9> 近藤誠さん、何処へ

かつて、ガンの標準治療に反旗を掲げ、ベストセラーを連発したのが近藤誠さんだ。彼の考えは過激で、ガンの多くは早期発見をしてもしかたがないという。たちの悪いガンは、早期に発見されるときはすでに手遅れ。また、多くのガンはたちの悪いものではなく、…

<8> ストレスは、甘いか、苦いか

健康に食や運動などの生活習慣が影響することは常識だ。この生活習慣は、ちょっとやる気を出せば、ほぼ完全に健全化する。その操作はいとも簡単である。もちろん、誰にとっても簡単というわけではないが、攻略可能な人の行動なのである。 しかし、手強いのが…

<7> 恐竜の繁栄に人類は迫れるか? 今のままでは無理だろうて!

恐竜は1億7千万年の間地球で覇権をとったと言われている。人類はこれに迫れるのか、と問う向きは、人類はまだ、たかだか700万年の繁栄ということをご存知だろうか。つまり、恐竜と張り合う権利は、目下のところないのである。しかし、たかだが700万…

<6> 睡眠習慣にまつわる、謎? 謎?

みなさんは、どれほど睡眠をとっておられるのだろうか。私はロング・スリーパーで、普段は8時間ほど、土曜日は9時間、日曜日は10時間ほど寝る。成人の平均は7時間半ほどだから、寝過ぎなのは間違いない。しかし、起きているときの時間の使い方は誰より…

<5> 甘いものは、最大の敵。ここに、人類の末路が見えるのか?

甘いものが好きな私だが、身体によくないので極力避けている。いろいろと悪影響があるが、身体の酸化を早めるのが最大の難点かもしれない。その点、酸っぱい食物は健康に良さそう。ご老人で、美しい白髪の人、肌がきれいな人に聞くと、ほぼ全員が酸っぱい食…

<4> 医療のインフォームド・コンセント、幻想と化す!

近年は、患者の人権が何よりも尊重され、医者が一方的に治療を進めることは避けられる、はずであった。昨今、どれほどの医者がインフォームド・コンセントを行っているだろうか。実は、ほとんど行われていない。決まりだからと、早口ながら行おうする医者は…

<3> 健康のためのランニングは止めよう!

マラソンのブームは続き、ランニングをしている人は多い。趣味として走ることには何ら異論はなく、むしろ応援したい。しかし、これが健康のために走っているということになれば、止めたほうがよろしいかと、アドバイスせざるを得ない。 かわりに、ウォーキン…

<2> バカはインフルエンザにならない!?

今年も、インフルエンザが流行っている。私の周りにも多数の患者が出ている。そのほとんどがA型だ。インフルエンザが流行るたびに思うことは、なぜ私はインフルエンザにかからないのか? ということだ。 かなり前に家族全員がインフルエンザになったことがあ…

<1> 医者の良悪は性格で決まる!

病院等で診察を受ける人は、最近ことさら多い。しかし、どれほどの人が医者の診療に満足しているだろうか。むしろ、不満を感じている人が多いことだろう。 とりわけ最近は、患者とじっくり向き合わない医者が多い。ほんの1,2分の診察で終える、ということ…